品質について

2015年4月の創業以来、2017年12月にISO9001/2015、ISO14000/2015の認証を取得しました。

2020年には、新たに高精度な検査装置や計測機器を導入し、社内LANに接続、自社で処理することで、受入検査から出荷検査までの各工程における品質状況を人的ミスに影響されず、リアルタイムで監視できるよう 独自のソフトウェア (TQMOS: TMEV QUALITY MONITOR SYSTEM)を導入しています。

TQMOSは、サプライヤーから調達した部品や材料の受入検査結果を処理することで、品質劣化傾向を事前に把握し、工程遅延の発生を未然に防ぎます。

例として、アルミダイキャストを使用したシャシー部品の場合、機械寸法の平均値の転写とバラツキから鋳造品の寿命を想定し、部品不良発生前の鋳造品を修正・再現します。

更に、各工程の進捗状況を独自のソフトウェア(PMMS:PRODUCT MANAGEMENT MONITOR SYSTEM)でリアルタイムに同時監視することで、万一の不具合や異常時でもタイムラグを防ぎ、短時間での復旧を可能にします。

尚、製造に必要な図面や書類等はすべて電子化し、社内共通サーバーで一元的に保管・管理しています。 また、各工程に必要な書類を利用する際、仕掛品に付与されたQRコードを読み取ることで、該当製品の適正書類をサーバーから転送してモニターに表示し、不適切な書類の申請を防止します。

また、製品の品質を左右する重要な業務に携わるためには、社内規程で定める資格取得が義務付けられており、必要なスキルを持った者のみが重要な業務に従事するため、品質不良の発生を防いでいます。

TME本社が50年以上に渡り、これらの市場で培ってきた経験とノウハウをユーザー品質に対する要求が世界一厳しい日本で活かすことで、世界中のお客様に満足いただける最高品質の製品を高度情報化社会の実現へ貢献していきます。